EP2 エモーションからイノベーションへ

Origin エモーショナル・プログラムの原型

EP (Emotional Program) の発想のもとは、坂井直樹が1969年にTatoo T-shirtsをを発案し、入り込んでいったファッション業界にあります。ファッションは、エモーションが最も顕著に反映されるプロダクトです。憧れの対象となる人のファッションに影響される人たちは、今でも多い。人は、ファッションを通じてジェンダー、個性、職業、価値観を目に見える形で表現します。

Tattoo T-Shirt by Naoki Sakai

EP 初代エモーショナル・プログラム

EPは、ファッションでの考え方をファッション以外のカテゴリーのプロダクトやサービスに応用しました。こんなファッションの人は、こんな車に乗って、こんな美容をして、こんなレストランやホテルを利用して、こんなところに住んでいる…そこには一人一人の個性はあるものの、エモーションを軸としてひとつの世界観が見えてきます。ここから、Be-1やO-productといった既成観念または均一化した市場を打破するブランドが、デザインされていったのです。

Be-1
o-product

EP2 進化型エモーショナル・プログラム

Flow フロー

EP2ではEPの本質的価値を再検証し、そのデザインのフローを明確にしました。Water Designが独自に開発した顧客のエモーションを読み解くための手法とノウハウにより、各フローからアウトプットが生まれ、最終モデルへとナビゲーションします。

Sampling 情報収集


Cut-up 解体


Remix 再構成

Play 商品化

普通の市場分析では、売れ筋を探し、それを模倣してしまい、ありきたりの商品ができがちです。EP2は、ビジョナリーと呼ばれる人々からの調査をもとに、未来に向けた新しい価値、そしてニュースタンダードを創造します。

EP Map EPマップ

基本となるEPマップは、テイスト (保守・伝統的 ↔︎ 先鋭・前衛的) をX軸に、マインドエイジ (未熟 ↔︎ 成熟) をY軸にして、既存ブランドとインサイトからのキーワードをマッピングしていきます。EPマップは、EP2における海図のような役割で、デザインしたいターゲット、コンセプトまでのナビゲーションをしてくれます。

《EPマップのフレーム》
《EPマップのフレーム》

EP2では、あらゆる領域のプロダクトやサービスに対応するため、必要に応じ軸を変化させ、エモーションを可視化したEPマップ開発を可能にします。カスタマイズ市場などで、特定のニッチな顧客に訴えたい。今までにはない、でもマス市場の幅広い顧客に受け入れられたい。様々な欲求に応えられるように、主張と調和のバランスのもとデザインします。現在の市場にエモーションに訴えるプロダクトやサービスがなくても、あきらめないでください。私たちの信念は、「すべては愛されるべき」です。その市場で、最初に愛されるブランドになるチャンスです。

Evolution 進化し続けるEP2

ビッグデータや人工知能などの最新テクノロジーを利用し、EP2をさらに進化させていきます。人間はクリエイティビティの分野で勝っていますが、コンピュータが得意な領域を理解し、人間のイノベーション能力を補強できると考えています。

EP2